老年看護学実習で楽しいこと
老年看護学実習で楽しいこと①様々な経験や知識を持っている方のお話を聞ける
先程、年齢が離れていて助言などはしづらいと言いましたが、逆に考えると長く生きている分様々な経験をされていて、その患者さんが生きてきた生き様みたいなものを聞くことができたのが、私はとても楽しかったです。
子供の頃の話を聞くと今では全く考えられないような話が出てきたり(学校のこととか)、仕事をしていた時の話を聞くと、その方の違う1面やかっこいい一面が見られたりします。
また、夫婦のなれそめを聞くのもほっこりして好きでした。
とにかく、話1つ1つが面白くて、深みがあるので、患者さんと話すのがとても楽しかったです。
学生の相談に乗ってくれるような患者さんもいると聞いたことがあります(笑)
年齢が孫とおじいちゃんおばあちゃんくらい離れているので、かわいがって話をしてくれると思います。
老年看護学実習で楽しいこと②リハビリを見られる
老年看護学実習で受け持つ患者さんはリハビリをしている人がとても多いと思います。
年を取ると、使っていない筋肉がどんどん落ちてしまい、かつ戻ってこないので、継続的な運動(→リハビリ)が大切だからです。
ほかの実習の分野だと患者さんによっては全くリハビリをしていないこともあるかもしれませんので、リハビリを見るいいチャンスになるかなと思います。
リハビリって患者さんが自分の目標に向かって頑張っている姿が見られてすごく楽しいです。
また、リハビリが患者さんに与える影響が分かったり、また療法士さんたちと看護師さんたちの連携からチーム医療の端っこを見ることができたりします。
老年看護学実習におけるコミュニケーション
老年看護学実習で話すときに気をつけてほしいのが、話す速度、ボリューム、高さ、会話以外のコミュニケーションです。
まず、人間の身体は老化によって耳が聞こえづらくなります。
患者さんと意思疎通をしっかりとるために、話すときには
- 大きな声で
- ゆっくり
- 少し高めの声で
話すように心がけてみましょう。
また、認知機能が徐々に下がってきて、会話の中で約束したことを覚えていられないことがあります。
そのため、
- 大事なことは繰り返し定期的に伝える
- 紙に書くなど、記録を活用する
などの心がけが必要になります。
老年看護学実習までに勉強しておくべきこと
病気のキーワードは、
- 認知症
- 脳卒中
- 円背
- 廃用症候群
- 動脈硬化症
- 慢性腎不全
- 大腿骨頸部骨折
- フレイル
- 褥瘡
あたりです。
高齢者を取り巻く環境として、
- 社会保険
- 地域包括ケアシステム
についても勉強しておくといいでしょう。
まとめ
今回は「実習をイメージしよう」シリーズの老年看護学実習をお届けしました。
いかがでしたか?
時間がのんびり流れていて、穏やかな方が多いので、落ち着いた実習を送れる方が多いと思います。
良い実習になりますように!
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