「実習をイメージしよう」シリーズ第4弾は老年看護学実習についての記事です!
このシリーズは、実習が不安な看護学生向け、実習があるか分からない看護学生向けの記事になっています!
この記事では、
- 老年看護学実習で実際に行う看護ケア
- 老年看護学で大変なこと
- 老年看護学実習で楽しいこと
- 老年看護学実習までに勉強しておくべきこと
を紹介していきます!
ぜひ最後まで見ていってくださいね♪
老年看護学実習のポイントと心構え
老年看護学実習で実際に行う看護ケア
老年看護学実習では、お年を召した方(70歳より上くらい?)を受け持ちます。
老年看護学の実習では、
- 清潔ケア
- 食事介助
- 服薬管理
- リハビリ
- 退院支援
- 移乗移動
などです。
患者さんのADLによってやらなければならないことがかなり変わります。
身体が不自由になっている方もいますし、認知機能が落ちていて物忘れなどが出ている方もいます。
また、退院を目指しているけれども、おうちの環境が整わないという方もいらっしゃいます。
高齢期特有の身体的・精神的・社会的変化の全ての側面から看護ケアを提供する実習になります。
私の印象ですが、ほかの分野に比べてより、患者さんの全人的理解が必要になる実習だと感じました。
足腰が不自由な患者さんにとっては、移動や入浴など、日常生活動作全般が不自由で、介助を必要としている患者さんもいるので、そのような患者さんを受け持った場合には、少し体力を使う実習になるかもしれません。
老年看護学で大変なこと
老年看護学実習で大変なこと①様々な側面が絡み合っていて問題が解決しづらい
少子高齢化社会の問題をダイレクトに感じます。
家に帰りたいと患者さんは言っていて、叶えてあげたいけど、1人暮らしは不安だな…子供も近くに住んでないし…社会保険の申請が必要かな…認知機能ってどうなんだろう、自分で服薬管理できるかな…
などと1つの問題を考えるだけなのにそれに付随して考えることがめちゃめちゃ多くて調べても解決できない…みたいな感じで頭を悩ます人が多い印象です。
問題が複雑に絡み合っていてどこから手を付けたらいいか分からない!というときは遠慮なく教員や実地指導者さんに聞いてみましょう。
老年看護学実習で大変なこと②自尊心を保ちつつ、助言をすること
老年看護学の実習で受け持ちをさせていただく患者さんは自分よりも50歳?くらい年上になると考えてください。
みなさんもご存知のように、看護実習の中では、患者さんに対して食生活や生活習慣について「治療の効果を最大限にするために、こうしてください」のように、言わば助言のようなことをする機会が多いと思います。
私は助言みたいなものを50歳も上の人にしたことがなかったので、最初はめちゃめちゃ戸惑いました。
長年生きてきたうえで積み重ねてきた経験と誇りを傷つけることは自尊心を傷つけることにつながるので、本人を尊重しつつ、言わなければいけないことを言うということが難しかったです。
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