「実習をイメージしよう」」シリーズ第3弾は、小児看護学実習です!
このシリーズでは、現役看護学生こんちゃんが、実習を控える看護学生がイメージをつけやすいように書いています。
この記事では、
- 小児看護学実習で実際に行うこと
- 小児看護学実習で大変なこと
- 小児看護学実習で楽しいこと
- 小児看護学実習の前までに勉強をしておくべきこと
を紹介していきます。
ぜひ最後まで、見ていってくださいね♪
小児看護学実習のポイントと心構え
小児看護学実習で実際に行うこと
子供の疾患によって、行う看護ケアは異なりますが
成人の看護と同じように
- バイタルサイン測定
- 清拭
- 食事介助
などに加えて、こども特有の
- おむつ交換
- (小さいお子さんだと)授乳、沐浴
- 遊び
などがあります。
子どものADLや発達段階によって行う看護ケアが違うということと、保護者の方が同室されていることが多く、看護の一部を行ってくださる(おむつ交換など)ことが小児看護学実習の特徴的なことです。
小児看護学実習の看護で特徴的なことは、一人で看護を行う場面が他の分野より少ないことです。
子供は、痛みへの耐性も強くありませんし、何より、嫌なことは嫌だと意思表示をしてくれます。
励ましたり、楽しませたり、注射など針を使う危険な時には腕を抑えたりなど、何人かで協力して看護を行う場面が多いです。
そのため、看護ケアを行う前に、
「今から○○ちゃんに○○をしたいのですが、一緒に来ていただけますか?」
と教員と実地指導者さんに声をかけることを必ず行いましょう。
また、上記しましたが小児看護学実習で行う大切なケアの1つに一緒に遊ぶことがあります。
子供は病院という普段の生活の場所とは全く違う場所で、今まで感じたことのない痛みを感じたり、大きな検査の機会に囲まれて恐怖を感じたりして、非常にストレスを感じています。
また、病院での入院を通して、初めて親と離れる経験をしている子供もいます。
子供たちにとって、そのストレスを解消するための遊びは非常に重要になります。
もちろん看護学生も一緒に遊びます!
小児看護学実習で大変なこと
小児看護学実習で大変なこと①治療や看護ケアの同意を得るのが難しい
子どもの良いところでもあるのですが、治療が嫌だと思ったときに、全身の力を使って嫌だということを伝えることができます。
ですが、子供の病気の回復や健康のためにはどうしても子供が嫌がっていたとしても行わなければならないことがあります。
それらをどうやって子供の同意を取りながらやっていくかを考えるのがとても難しかったです。
正直、最初は嫌がられたときに何も言うことはできませんでしたが、小児科の看護師さんたちが、子供と話して同意を取ったり、おもちゃなどで気を紛らわせたりする技術がすごかったので、ずっと見て勉強していました。
どうして治療をやらなければならないのか説明する
治療がイメージしやすいようにぬいぐるみや本などを使いながら説明をする
子供が頑張っていることをほめる
子供の好きなものをたくさん用意しから治療や処置に入る
親御さんの力を借りる
等がポイントです♪
教科書にもしっかり情報が載っているので、事前学習はしっかりと!
小児看護学実習で大変なこと②子供が痛がっている姿を見るのが辛い
わたしがこれはめちゃくちゃあったのですが、子供が痛がっているのを見ているのが辛かったです。。。
私自身小さいころに入院した経験があり、それによって苦しさが分かることもあり、子供に共感していたら自分まで苦しくなって涙が出そうになったことがありました
感情が揺さぶられやすい人にとっては、小さな体で病気と闘う子どもを見ると、私のように辛くなってしまうかもしれません。
辛い時は無理をせずに、実習の教員や、友達に吐き出してみるといいと思います。
小児看護学実習で大変なこと③危険を予測すること
子供は、大人だったら考えられないようなタイミングで転倒・転落が起きます。
そのため、子供の性格や、最悪の場合を常に考えて対策を取らなければなりません。
例えば、子供が絶対にベッドから落ちないように
- ベッド柵を全て一番上まで上げる
- ベッドの中に足場になりそうなクッションを置かない
などの対策を取ります。
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