看護師になりたくない!と思ったときに考えてほしいこと

看護師になりたくない

こんちゃんのつれづれブログ。

今日は看護師になりたくないと思っている人に読んでほしいブログです。

実習や授業を受けている中で、「看護師向いていないな」「この仕事私にはできないな」
と思うことがあると思います。
それは仕方のないことです。自分自身の決断を責めてはいけません。
人の死に向き合うこと、怪我や血を見ることは誰にでもできることではありません。
わたしもその一人です。

今日は、看護師になりたくない、と思ってしまった看護学生のために、
どういう方法でその思いを消化していくのか、うまく付き合っていくのか、
という話をしていきます。

目次

看護師になりたくないと思ってしまった理由別対処法

看護師さん怖い

実習で直面することの多い、人間関係の問題です。
見極めづらいところではありますが、就職してからの人間関係に不安がある人は、病院をじっくり選ぶことをおすすめします。

実習に行けば、
この病棟の看護師さんは怖いから就職はやめておこう。
と思えますし、
いろんな病院の説明会に行けば、看護師さんたちの雰囲気を見ることができます。

人間関係は、実際にその現場を見ないとわかりません。
逆に言えば、リサーチさえしっかりすれば自分に合う病院を見つけられる可能性も高くなります。

実習で、

「この病棟の看護師さんは目を見て話を聞いてくれたよ」
「この病棟の看護師さんは挨拶を返してくれたよ」
「この病棟の看護師さんは、指導担当じゃなくても優しく教えてくれたよ」
「この病棟の看護師さんは、何かを聞いたときに、丁寧に対応してくれたよ」

と友達が言っている病院や病棟があったら、インターンや説明会で見に行ってみるといいと思いますよ

人間関係で悩んで辛い時期だとは思いますが、ぜひそのアンテナが敏感な時こそ、ほかの色んな病院を見に行ってください。

人と話すのが得意ではない

病棟の看護師さんは患者さんとたくさん話す機会があります。毎朝挨拶に行く、ケアの途中で話す、何かを説得するために患者さんと交渉する、などなどです。

もともと人見知りで話すのが得意ではない人にとってはそれがとても辛いことだったと実習に言って初めて気づくことがあります。

こういう人に対する私のアドバイスは、
・実習で本当に克服できないか見極める
・患者とのコミュニケーションが少ない科を選ぶ

です。実習で患者さんとの会話に慣れることが出来るのであれば、その方がいいと思っています。なぜなら、2つ目の患者さんとのコミュニケーションが少ない場所を選ぶと、自分のできる看護ケアが出来なくなってしまう可能性があるからです。たいていの科は患者さんとのコミュニケーションをとる時間が長いので、話せないから、という理由で可能性を狭めてしまうのが、もったいないな、と私は思います

でも、やっぱり話すのが苦手だ、と思ったのであれば、オペ室の看護師さんや、脳外科の看護師さんが向いているかな。と思います。オペ室の看護師さんは患者さんが寝ている間は医療者間のコミュニケーションがないです。また、脳外科の患者さんは患者さんが術後で話すことが出来ないことが多いです。それでも、話しかけて少しずつ意識レベルを上げていく看護ケアがあるのですが、人によっては、目と目を合わせて話すのが苦手、という人がいるので、目を閉じている患者さんになら、話しかけられるという人はいるかもしれませんね。

血が見れない

血が見れないと看護師で採血とかをするのは厳しいですよね。
だからといって看護職につくことができないわけではありません。
採血が比較的少ない科もあります

  • 小児科(医師がやるところが多い)
  • 精神科(急性期でなければ、ほとんど採血の必要がない)
  • リハビリ病棟(医療的ケアがそもそも少ない)

とかです。
そういうところを中心に将来を考えることで踏みとどまってみてはいかがでしょうか?

人が苦しんでいるところ、死んでいくところが見られない

これは私がそうだったので気持ちがすごく分かるのですが、人が苦しんでいるところに向き合ったり、支えたりすることは、すごくパワーがいることです。
自分が苦しくても、患者さんを元気づけなければいけないこともあります。


そういう人におすすめの仕事は、
病気の予防に関わることです。
例えば、保育園にいる看護師さんは、基本的には子供たちが元気に暮らしていくことが出来るようにサポ―トする仕事です。
あと保健師さんは、乳児健診や高齢者の健康支援など仕事は多岐にわたりますが、疾患を持った人というよりは、健康な人への支援が多いです。

自業自得で病気になった人を助ける気が湧かない

例えを挙げると、生活習慣病から始まった病気で入院している人が患者さんにいたとします。

病気の回復や、病状の維持のためには、食生活などの普段の習慣を変えなければいけない。でも、患者さんは全然指導を受け付けてくれない。

こんな体験をしたときに、こんな人のお世話をしたくない!看護師やだ!と思う人がいると思います

私はこういう人に一定の割り切りをつけて関わることにしていました。こちらが全力でアセスメントしても、何度伝えても受け入れてくれない、と思ったときは、あとは自己責任と諦めます。

習慣を変えることってすごくて大変なことですからね。患者さんの性格などを細かくアセスメントしたうえで、理解度に合わせて伝えて理解してもらうところまでが、看護師の役割だと考えれば、ある程度、辛い気持ちは消えますね。

でも、それでも、病院が嫌だと思った人は、保健師さんとか向いていると思います。保健師さんは病院にかかる前の予防のところに関わることが出来るので、健康意識を持てる人と関わる機会が多いからです。

あと急性期の看護師さんは、患者さんと深く関わる前に患者さんが退院・転院してしまうので、生活習慣を改める場面に立ち会うことが少ないと思います。

とにかく看護そのものが合わない

企業就職をおすすめします。

ただ、看護の資格を生かすことは難しいと考えた方が良いかと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

看護師になりたくないと思ったとき、その理由は何なのか明らかにすることで、その気持ちに折り合いをつけていくことが出来ると私は考えています。

お辛い中よんでくださっている方もいるかもしれませんが、看護で学んだ知識や経験を生かしたお仕事に就くことが出来るように私も祈っています

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この記事を書いた人

現役看護学生ブロガー、こんちゃん。
全国の看護学生と仲良くなりたい、全国の看護学生、それ以外の学生のお助け隊になりたい、という思いからブログをはじめる

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