看護実習は大変なことが多いとよく思うのですが、まだ実習をしたことが無い学生にとっては、
- 実際看護実習は何が大変なの?
ということが全く分からないと思うので、徹底的に解説していきます。
この記事の信頼性
執筆:こんちゃん
こんちゃん:都内の看護大学に通う看護学生。実習をより快適に過ごすにはどうしたらいいかを常に考えながら実習を受けていました。
分からないことが一番不安要素になると思うので、実習を控える看護学生の不安が解消されるように細かく細かく解説していきます。
看護学生の実習が大変な理由
看護学生の実習が大変な理由①病院という慣れない環境
改めて伝えておきたいのが、病院という環境の特殊さです。
病院はいろんな感覚を刺激されます
- 普段の生活では見ない器具
- 普段は見ることのない様々な医療職の人
- 普段頻繁に関わることはない病気を持った患者さん
- ナースコールや心配モニターのアラーム音
- 普段はすることのない、初対面の人に触って何かをする行為が多い
- アルコールの臭いや排泄物の臭いがする(こともある)
など、体験したことのないことが一気に押し寄せてきます。
初めて行く場所ということで気を張っているうえ、この体験したことのない環境に適応しようとするので、一気に疲れが押し寄せてきます。
それが看護学生の感じる病院実習の大変さに直結しています。
看護学生の実習が大変な理由②実際の患者さんに関わる
実際の患者さん何か看護技術を提供する、ということが初めての体験なので、何をするにもストレスが伴います。
実習に行くまでに看護学生は、たくさんの座学での勉強をして、たくさんの筆記テストや、実技試験に合格して実習に来ているのですが・・・
実際の患者さんを前にして、体温計をケースから出すだけで手が震えてしまう…!
というような経験をします(私はこれがありました)
どんなに練習してきていても、学生間でやるのとは全く違う緊張感があります(;´・ω・)
たとえ失敗しても命にかかわることのない体温測定のようなものであっても、患者さん相手にやることは大きな緊張感があります。
看護学生の実習が大変な理由③はじめて出会う人が多い
実習では多くの人と関わります。
もちろん患者さんとも関わるし、病棟の医療スタッフとも関わるし、学校の先生とも関わりまうs。
もともとお話が苦手な人にとっては、初めて話す人だらけな環境では、話し始めることが辛かったりします。
慣れれば大丈夫になることも多いですが、最初の内は、コミュニケーション力が強い人に頼って乗り越えましょう。
看護学生の実習が大変な理由④看護の正解が一つではないことがある
患者さんにこういう看護をやりたい!と学生が思ったとします。
でもその計画は間違いだ。と看護師さんや先生に言われてしまうことがあります。
どちらも自分の考えや根拠を持って言っていても考えたことが違うときは、話し合ったり、指導されたりします。
中には、かなり強い語気で指導をしてくる先生もいるようで、「自分はこれが正しいと思ってるのに…」と思って、傷ついてしまう学生もいます。
看護学生の実習が大変な理由⑤朝が早い
実習は大体朝8時台に始まります。
それに合わせて早めに到着して着替えをしなきゃいけない…そうなると家を出るのはもっと早くて起きるのはもっと早い…となります。(笑)
実習先から家が遠いと5時前に起きなければならない。ということも聞いたことがあります(;´・ω・)
実習がない時は夜遅くまでバイトを頑張っていた、という学生さんは夜型の体質になっているので、その体質を実習の時に朝方に変えることは、辛いと感じる人も多いです。
看護学生の実習が大変な理由⑥記録物が多い
看護実習では、患者さんのデータをまとめたり、看護計画を考えたり、日々の学習記録をまとめたりと、様々な記録を課せられます。
しかもそれが、患者さんの個人情報保護の観点から、手書きで書くこと決められています
たくさん書くものがあって、腕も疲れるし、時間もかかるし、書き直すと頑張って書いたところを消しゴムで消さなければいけないし、、、と心も体も疲れるのが記録になります。
ついでに言うと1枚の紙を凝視し続けるので目も疲れます(´;ω;`)
看護学生の実習を苦しくしているのは、この記録であるといっても過言ではありません。
看護実習の大変なポイントを理解しておくことで最初の衝撃を減らそう
以上、看護学生の実習が大変な理由でした。。。
1個1個の理由が看護実習を大変にしているというよりは、たくさんの要素の積み重ねで、辛さが増している気がします。
書いていて暗い気持ちになってしまいましたが、辛いな、、、って思う要素が多いんだなってことに改めて気が付きました。みなさんお疲れ様です☕
でも今回の記事を通して、さまざまな大変さが分かったので、実習の時は想像通りだな、こんちゃんが言っていた通りだな、と思えると思います。
記録に関しては、早く書けるコツを別の記事にまとめているので、実習の時に参考にしてください。
次は実習の楽しいことを書きます!明るい気持ちへチェンジ!